スペクトル分析設定の変更 |
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[スペクトル分析]ウィンドウで[設定]ボタン をクリックすると、[スペクトル設定]ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスには、スペクトル情報の計算および表示方法を決定するコントロールが含まれています。
設定項目 |
説明 | ||||||||||||||
FFT サイズ |
ドロップダウン リストから設定を選択し、分析ウィンドウのサンプルのサイズと分析された離散周波数の数を設定します。数値を高くすると周波数の分解能が増加しますが、時間の分解能が低くなり、計算時間が長くなります。以下の例は、44,100 Hz のサウンド ファイルを使用した場合の 128 ポイントおよび 2048 ポイント FFT サイズの結果を示しています。
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FFT オーバーラップ |
FFT 分析ウィンドウ間のオーバーラップの割合を指定します。オーバーラップすると、より正確な分析が可能になります。設定を低くすると、実行される独立した分析機能の数が減り、これによって処理時間が減ります。設定を高くすると、さらに分析を実行できますが、処理が遅くなります。 | ||||||||||||||
スムージング ウィンドウ |
ドロップダウン リストから設定を選択し、分析前に入力データに適用する窓関数を決定します。窓関数は FFT グラフのピークのシャープネスと隣接する周波数への漏れに影響します。これらの窓関数の影響は、1 つの正弦波を分析すると簡単にわかります。
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表示スライス |
[スペクトル分析]ウィンドウには最大 64 個のスペクトル グラフを表示することができ、それぞれのグラフが時間のあるポイントを示します。 [表示するスライス]に値を入力して、表示する FFT スライスの数を指定します。各スライスは、時間における FFT サイズのサンプルを表します。 複数のスライスを表示する場合は、[順方向]または[逆方向]をクリックして、スライスを時系列で重ねるかどうかを決定します。[順方向]を選択すると最初のスライスが最前面に表示され、[逆方向]を選択すると最後のスライスが最前面に表示されます。 スペクトル グラフで、[スライス]スライダをドラッグしてグラフの表示と非表示を切り替えます。
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ソノグラムの解像度の設定 |
[ソノグラムの解像度を設定]チェック ボックスをオンにして、そのソノグラムで使用されている FFT サンプリングの数を指定します。このチェック ボックスがオフになっている場合は、サンプリングの数は選択範囲の長さと[FFT オーバーラップ]設定によって決まります。 サンプリングを増やすと水平方向のグラフの解像度が高くなりますが、処理時間は長くなります。 | ||||||||||||||
表示範囲 |
表示範囲コントロールを使用すると、各グラフの範囲を調整できます。
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モニタ中に最大ピークを記録 |
各周波数ビンの最大値をマークする場合は、このチェック ボックスをオンにします。
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最後にモニタした表示を保持 |
再生を停止したときにスペクトル グラフの状態を保持する場合は、このチェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスをオフにすると、グラフがカーソル位置に戻ります。 |