Macintosh では、オペレーティング システム内の特殊な情報を使用して、アクセス可能なファイルの種類を追跡します。Sound Forge ソフトウェアではオーディオ データを正しいファイル形式で保存できますが、Macintosh のシステムにファイルの種類を通知することはできません。
これを行うには、Macintosh のシステム上で(ResEdit などの)プログラムを使用してファイルの種類を変更する必要があります。Macintosh のシステムにファイルをサウンド ファイルとして認識させるには、[種類]フィールドに[AIFF]を設定するだけです。また、AIF Typer という名前のサードパーティ製のユーティリティを使用することもできます。このユーティリティは弊社の Web サイトからダウンロードできます。
Sound Forge ソフトウェアには、Microsoft Audio Compression Manager(ACM) のサポート機能が組み込まれています。これにより、Microsoft ADPCM、IMA ADPCM、および DSP Group の TrueSpeech などのサードパーティ製のその他の圧縮スキームを含む各種アルゴリズムによって圧縮したファイルを開くことができます。
Microsoft ADPCM ファイルを開くことができない場合は、Microsoft ADPCM ドライバがインストールされておらず、ACM が有効になっていない可能性があります。
.wav ファイルを Redbook オーディオに変換するソフトウェアには、ファイル構造を正しく処理できないものもあります。一部のソフトウェアでは、ファイルの初めの 44 バイト分を単にスキップして、残りのデータをオーディオ データとして認識してしまうものがあります。このような場合、サマリー情報、サンプラー情報、リージョンやプレイリスト データなどを .wav ファイルに保存すると、それらはオーディオ データとして解釈されます。
このような問題が発生する場合は、[名前を付けて保存]コマンドを使用して、[メタ データをファイルと一緒に保存]チェック ボックスをオフにしてから新しい .wav ファイルを保存します。
[開く]ダイアログ ボックスでは、既存の RBK ファイルを Raw ファイルとして開くことができます。左右のチャンネル設定を保持する場合は、両方のチャンネルを切り替える必要があるので注意してください。
RBK ファイルは未加工の PCM サウンド データ ファイルです。このようなファイルは、一部の CD レコーダで Redbook オーディオを CD に格納する場合に使用します。RBK ファイルにはデータのみが含まれ、その他の情報は含まれません。このファイルには 16 ビットのステレオ データが 44,100 Hz のサンプル レートで格納されます。通常の 16 ビット Raw ファイルと異なる形式で格納されるものには、以下のようにさまざまなものがあります。
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チャンネルは逆の順序で格納されます。
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データはビッグ エンディアン形式(Motorola)で格納されます。
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ファイルのデータ長は 2,352 バイト(1 CD セクター)の倍数にする必要があります。CD セクターのサイズは次のように計算されます。
44.1K の 16 ビット ステレオ オーディオの 1 秒間のサイズ = 176,400 バイト
CD オーディオの場合、1 秒あたりのオーディオ データには 75 セクターあります。
セクター サイズ = 176,400/75 = 2,352 バイト
ファイルのサポートに関するトラブルシューティング |