ファイルのボリューム レベルを変更できるほとんどのエフェクトには、ドライ アウトとエフェクト アウトという 2 つのフェーダーがあります(「エフェクト」は特定のエフェクト名)。
処理のダイアログ ボックスで[詳細]ボタンをクリックして、このダイアログ ボックスの下部に、[ウェット ゲイン]および[ドライ ゲイン]コントロールを表示します。
これらのコントロールは、処理済みサウンドと未処理サウンドとのバランスがとれるよう調整する必要があり、それによって組み合わされたボリューム レベルが決まります。例えば、両方のコントロールを 40% に設定してエフェクトを実行し、処理後のレベルが低すぎる場合は、両方のフェーダーの値を同じだけ上げて最終的なレベルが上がるようにします。ただし、出力信号でクリッピングが発生しないよう注意する必要があります。
Sound Forge ソフトウェアの一部の処理機能では、非常に多くの計算を必要とします。例えば、EQ、ピッチ シフト(長さを維持しない)、リバーブなどがこれに該当します。このような処理機能では、サンプル データに対して秒単位で非常に多くの整数や浮動小数点演算を実行する必要があります。これらの機能の処理速度は、使用している CPU で浮動小数点演算を実行する場合の処理能力に直接関係します。
従って、処理前にファイルを複数の小さいファイルに分割し、処理後に 1 つのファイルにまとめることをお勧めします。
ディスク関連の編集時に発生するディレイを防止する 1 つの方法としては、リージョン リストとプレイリストを使用してすべての配列を非破壊編集してから、プレイリストで[新規に変換]オプションを使用する方法があります。Sound Forge ソフトウェアのフル バージョンを使用している場合は、[切り取りのプレビュー]コマンドを使用すると便利です。この機能を使用して、ファイルを実際に変更する前に、切り取りやクリア操作を確認できます。
エフェクトに関するトラブルシューティング |
エフェクトをファイルに適用した後、ボリューム レベルが下がる
一部のエフェクトの処理時間が非常に長い