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処理対象のデータを選択します。
データが選択されていない場合は、ファイル全体に処理が適用されます。
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[エフェクト] メニューの [アコースティック ミラー] を選択します。
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[名前] ドロップダウン リストからプリセットを選択し、処理の品質を設定します。
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使用するインパルス ファイルを指定します。
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インパルス ファイルへのパスを [インパルス] ボックスに入力します。
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[インパルス] ドロップダウン リストからインパルス ファイルを選択します。
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[参照] ボタンをクリックして、使用するインパルス ファイルを選択します。
アコースティック ミラー プラグインを使用してパッケージされたインパルス ファイルの拡張子は .sfi ですが、サウンド ファイルの処理には任意の .wav ファイルを使用できます。インパルスではない .wav ファイルを使用すると、おもしろい効果が得られます。
プラグインからの出力にミックスする、未処理の信号のボリュームを調整するには、[全般] タブまたは [エンベロープ] タブで、ドライ アウト フェーダーをドラッグします。処理済み信号のボリュームを調整するには、ウェット アウト フェーダーをドラッグします。
インパルスの特性を複製するには、ドライ アウト フェーダーを -∞ dB に設定し、ウェット アウト フェーダーを希望のレベルに設定します。ドライ アウト信号のレベルを上げて、過剰なインパルス応答を補正し、サウンドがクリアに聞こえるようにします。
単純なステレオを拡張/縮小するには、[全般] タブのレスポンス幅スライダを使用します。
デフォルト設定の 50 は、標準的なステレオ用の設定値です。インパルス応答のステレオ フィールドを維持するため、この設定を使用することをお勧めします。値を大きく設定すると、ステレオ フィールドの幅が広くなりますが、不自然なサウンドになります。値を小さく設定すると、ステレオ フィールドの幅が狭くなります。設定を 0 にすると、実質的にモノラルになります。
[全般] タブのレスポンス ディレイ スライダをドラッグすると、ドライ信号と処理済みの出力との間の経過時間をミリ秒単位で制御できます。これにより、おもしろい効果が得られると共に、リバーブ インパルスにさまざまな特性を追加できます。
正の値を設定すると、処理済みの信号がドライ信号に遅れて続きます。負の値を設定すると、処理済みの信号がドライ信号の前に再生されます (プリディレイ)。
ステレオ ファイルの左右のチャンネルのバランスを調整するには、パン スライダをドラッグします。0 に設定すると、センター ポジションになります。
このチェック ボックスを選択し、スライダをドラッグすると、指定した時間にインパルスの長さを制限できます。また、インパルスは [エンベロープ] タブで定義されたエンベロープ グラフに従ってフェードされます。
インパルス ファイルの長さを制限すると、残響のディケイが短縮されます。長さを制限すると、必要な処理量も削減されます。
[EQ] セクションでは、高低 2 つのシェルフ フィルタを使用して、インパルスの周波数応答をカスタマイズできます。各フィルタのカットオフ周波数とゲインは、別々に調整できます。
処理済み信号の高周波を調整するには、[ハイシェルフ開始周波数] チェック ボックスをオンにして、開始周波数を 8,000~10,000 Hz に設定します。ゲイン フェーダーをドラッグして、指定した周波数以上の周波数に適用するブーストまたは減衰の量を設定します。
処理済み信号の低周波を調整するには、[ローシェルフ開始周波数] チェック ボックスをオンにして、開始周波数を 40 Hz 近辺に設定します。ゲイン フェーダーをドラッグして、指定した周波数以下の周波数に適用するブーストまたは減衰の量を設定します。
[全般] タブの [モノラルからステレオに変換] チェック ボックスをオンにします。アコースティック ミラー プラグインを使用して、ルーム環境インパルスのいずれかを適用すると、ファイルの音声は本物のステレオ録音との違いがほとんど聞き分けられないぐらいになります。
ステレオ ファイルの残響が強すぎる場合は、[エンベロープを適用し、ディケイ時間を制限する] チェック ボックスをオンにして、小さな値を設定します。0.1 秒程度の値を設定すると、残響を加えずにステレオの効果を与えることができます。
品質/速度スライダをドラッグすると、処理の品質と速度のトレードオフを調整できます。
設定値を下げると、まずインパルスの周波数応答が低下します。はじめは処理済みの信号が鈍くなり、次第に高周波音が不自然になります。また、低品質での処理を行うことで、インパルスの長さが短くなります。
リアルタイムでプレビューするときに問題が発生する場合は、品質を下げてみてください。出力ファイルが低品質で処理されないようにするには、ファイルを処理する前に設定値を 5 に戻してください。
アコースティック ミラー プラグインの使用 |
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Sound Forge CD には、サウンド ファイルに適用可能なインパルス ファイルが含まれています。また、12 秒より短い任意の .wav ファイルをインパルスとして使用したり、独自のインパルスを作成したりすることもできます。
ほとんどのインパルス ファイルは、周波数スペクトル全体をカバーします。これにより、サウンドからの出力にフィルタが適用されすぎないようにすることができます。周波数スイープをインパルスとして使用すると、周波数に依存するディレイ エフェクトを作成できます。インパルス内でパンする方法によっては、出力のステレオ イメージが左右のチャンネル間で揺れてしまうことがあります。エコー エフェクトを生成するには、短いドラム ビートなどの断音を使用します。
Sound Forge の FM シンセシス ツールを使用してサウンドを作成し、作成したファイルをインパルスとして使用します。
実行する操作を選択してください。
インパルス ファイルの適用
ミックスの調整
レスポンス幅の設定
レスポンス ディレイの設定
信号のパン
フェード エンベロープの適用とディケイ時間の制限
信号のフィルタ
モノラル録音でのステレオ環境のシミュレート
処理品質の設定