音響空間からのインパルスを修復するには、次の機材が必要です。
-
テスト トーン用の再生デバイス。
-
テスト トーンを空間に向けて再生するためのラウドスピーカー システム。
-
テスト トーンを録音するためのステレオ マイクのペア。
-
マイクからの入力をキャプチャする録音デバイス。
電子デバイスからのインパルスを修復するには、次の機材が必要です。
-
電子デバイスの入力に接続するテスト トーンの再生デバイス。
-
電子デバイスの出力に接続する録音デバイス。
インパルスの品質は、再生および録音システムの品質の影響を直接受けます。システムの応答がフラットであるほど、インパルス応答に追加されるカラレーションは少なくなります。
-
使用するテスト トーンを再生デバイスに転送します。
テスト トーンは、Sound Forge CD-ROM の Test Tones フォルダにあります。ほとんどのアプリケーションで、24 秒のテスト トーンが適しています。一般に、トーンが長い程、信号/ノイズ比が大きくなります。ただし、ノイズの大きい環境や録音を行う空間のディケイ時間が 6 秒を超える場合は、CD-ROM に含まれる 48 秒のトーンを使用してください。
テスト トーンの最初と最後にはスパイクがあります。後の手順でインパルスの関連付けを簡単にするため、これらのスパイクも録音する必要があります。
-
再生システムおよび録音システムをセットアップします。
-
インパルスを音響空間で録音する場合は、再生システム、スピーカー、マイク、および録音システムを空間に配置します。マイクの配置次第で結果は大きく変わります。スピーカーとマイクの距離は、そのまま作成するインパルスが知覚される距離になります。つまり、マイクから 30m 離れた位置でテスト トーンを録音すると、結果のインパルスを使用して作成された音はすべて 30m 離れた位置から発せられた音のように聞こえます。
-
電子デバイスからインパルスを録音する場合は、再生システムの出力を電子デバイスの入力に接続します。次に、電子デバイスの出力を録音システムの入力に接続します。
-
テスト トーンの再生を開始し、録音デバイスのレベルを適切に設定します。信号/ノイズ比を上げるため、テスト トーンはできるだけ大きな音で再生する必要があります。
-
録音デバイスの録音を開始してから、テスト トーンの再生を開始します。テスト トーンの最初と最後にあるスパイクも忘れずに録音し、ファイルを .wav 形式で保存します。
各場所で 2 回以上インパルスを録音してから、マイクを別の場所に移します。
テスト トーンの録音が完了した後に、処理を行い、インパルス応答に変換する必要があります。
-
作成したテスト トーンの録音 (純粋な生成テスト トーンではなく、特定の環境で録音した方) を Sound Forge で開きます。
-
[表示] メニューの [完全にズーム イン] を選択し、最初のタイミング スパイクより前にあるオーディオをすべて削除します (スパイク自体は残しておきます)。
-
2 回目のスパイクの始めからファイルの最後までのすべてのデータを削除します。
-
ファイルを保存します。先頭からスパイク、テスト トーン、無音の順に含まれたサウンド ファイルが作成されます (2 回目のスパイクは削除されています)。
-
[エフェクト] メニューの [アコースティック ミラー] を選択し、[修復] タブを選択します。
-
[録音ファイル] ボックスで、手順 4 で保存したファイルを選択します。
-
[使用したテスト ファイル] ボックスで、[録音ファイル] ボックスのファイルを作成するのに使用した元のテスト ファイルを選択します。このファイルは、Sound Forge CD-ROM の Test Tones フォルダにあります。
-
[インパルス出力ファイル] ボックスに、作成するインパルス応答ファイルの名前を入力します。フォルダを指定するには、[参照] ボタンを使用します。
ほとんどの場合、[超低周波を削除] チェック ボックスはオンのままで問題ありません。
-
[録音ファイルの開始点と終了点をタイミング スパイクとして使用] ラジオ ボタンを選択します。
-
[
インパルス ファイルの作成