ハードディスクは使用するにつれて断片化が進み、各ファイルが連続した領域に保存されなくなるため、アクセス速度が低下します。この現象は古いタイプのハードディスクで顕著です。Sound Forge はハードディスク集約型のソフトウェアであるため、ディスクへの高速アクセスがパフォーマンスの向上につながります。従って、システム パフォーマンスを向上するための最初のステップは、ハードディスクのデフラグを実行することです。
Sound Forge ソフトウェアを使用する前に Windows ディスク デフラグ ツールを実行する必要があります。
再生バッファのサイズによって、ハードディスクからの再生に使用する RAM の容量が決まります。推奨されるバッファ サイズは 0.10 秒ですが、再生中にギャップが発生する場合はバッファ サイズを増やす必要があります。
合計のバッファ サイズを増やす場合は、追加メモリが必要です。さらにプリロードのサイズが大きいと、再生の開始および停止時にディレイが発生する場合があります。
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[オプション]メニューの[ユーザー設定]を選択します。[ユーザー設定]ダイアログ ボックスが表示されます。
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[オーディオ]タブをクリックします。
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[再生用バッファ]スライダを使用して適切なバッファ サイズ値を設定し、[OK]をクリックします。
ASIO デバイスを使用している場合は、[詳細]ボタンをクリックして、[オーディオの詳細設定]ダイアログ ボックスを表示し、[設定]ボタンをクリックしてデバイスの設定を編集します。
チャンネル メーターを表示しながら再生した際にギャップが発生した場合は、[表示]メニューの[チャンネル メーター]を選択して非表示にします。
録音中にギャップが発生し、[録音]ダイアログ ボックスで[モニタ]チェック ボックスがオンになっている場合は、チェック ボックスをオフにして録音メーターを非表示にします。
再生中にギャップが発生したり、コンピュータが機能停止しているような場合は、[パッシブ更新]をオンにしてみてください。こうすることによって、該当する場合にのみ、ビデオ表示と時間表示が強制的に更新されます。多くの場合、更新が一部抜けていないかどうかを判断するのは不可能です。
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[オプション]メニューの[時間表示]を選択し、サブメニューから[パッシブ更新]を選択します。
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[オプション]メニューの[ビデオ]を選択し、サブメニューから[パッシブ更新]を選択します。
ビデオを CD-ROM やネットワーク ドライブなどの低速デバイスで開いている場合は、Sound Forge でオーディオとビデオを同期させて正確に再生するのに問題が発生することがあります。ビデオ ファイルは常に高速のハードディスク ドライブにコピーする必要があります。
オーディオとビデオを同期する場合のヒントを以下にいくつか示します。
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ビデオで使用するオーディオを集めて編集した後で、ビデオの再生中に、主な同期ポイントに対応するようにマーカーを配置します。[ビデオ プレビュー]ウィンドウが開いている場合、または[ビデオ ストリップのアニメーション]オプションが有効になっている場合は、オーディオに沿ってカーソルをドラッグすると、特定のフレームを検索できます。主なフレームの場所を特定した後、オーディオをマーカーにドラッグして、オーディオのミキシング、貼り付け、およびクロスフェードを行います。
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通常、無音部分の挿入、削除/クリア、タイム ストレッチなどの機能は、同期の修正に使用します。それ以外に同期を修正する便利な方法としては、ビデオ フレームとオーディオ イベントの間のオフセットを表すリージョンを作成する方法があります。こうすることにより、[ループ/リージョンの長さをロック]を有効にして、オフセット リージョンを前にある無音部分にドラッグすることができます。このリージョンをテンプレートとして使用して、コピー/貼り付けによって時間を挿入するか、時間を削除して、オーディオ ストリームの長さを調整します。
Sound Forge ソフトウェアの最適化 |
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このトピックでは、Sound Forge のパフォーマンスを最大化するためのシステムの設定について説明します。
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ハードディスクのデフラグ
再生バッファ サイズの増加
メーター
ビデオ表示と時間表示のパッシブ更新
オーディオとビデオの同期